日常で見聞きする漠然と大きな国や人種、民族性あるいは宗教のイメージって、どれくらい信憑性があるんだろう?
人として(個)と向き合う時、その関係性を深めていくと、その観念はほぼあてにならないと感じるし、いかに個と知り合うことが重要であるかを、あらためて痛感させてくれる。
7月8日〜8月3日まで、沖縄で作品制作をするために滞在していたオランダ在住の韓国人アーティストとの出会いも、日々さまざまな対話を重ねるごとに、いろんな思いが奮起させられた。
もっといろんな国のいろんな人と出会い、見聞を深め、もっといろんな世界観を共有したい!と、あらためて思った。
その奮起させられた思いは、以前から実行したいと思いながらできていなかった企画に着手する原動力となり、さっそく動いている。
これからも、仕事以上の関係性(信頼)を築くために、現状できるベストな方法で、人の受け入れにも対応していきたい。
受け入れの際は、毎回まず案内するのが、滞在先となる沖縄市一番街商店街周辺。
滞在中は、住むように過ごしてもらうため、日常で感じたことを率直に聞けるのは何より貴重で、いちいち心に留めている。
そんな今回の沖縄案内と制作サポート含めたコーディネートは、要望により沖縄戦跡を巡る時間が大半を占めた。
【自主活動】滞在・リサーチ、制作のアシスト
現在(7月8日〜8月3日まで)、リサーチと作品制作のため沖縄に滞在中のオランダ在住9年目の韓国人アーティストSanghee Song(サンヒ・ソン)さん。
画像:ある制作現場での一コマ
今月17日までは、オランダ国営のアーティストインレジデンスで働くオランダ人が同行していました。
ライクスアカデミー>http://www.rijksakademie.nl/
海外から個人的に(初対面の)人を受け入れるのは、サンヒさんで二人目になります。
前回のニューメキシコから訪れた島野芳子さんの時もそうでしたが、誰かと何かを共有し共に考え、それが目的の一端であっても(あるいは人生の一ページにすぎなくても)、互いが「ありがとう!」と心から言える関係性に出合った時、その喜びはかけがえのない信頼性を生みます。
この心の触れ合いこそ、人を迎える(受け入れる)行為をやめられない原因なんだろうなーと、今回もしみじみ感じています。
これからも(少しづつ)個とのやりとりを通して、そのノウハウを積んでいきます。
また、この(個の)つながりから生まれる、様々な出来事や人との出会い、その一つ一つが、貴重な体験と経験になっています。ありがとうございます。
画像:ある日の夕刻の海
作家がつぶやいた。海はすべてを見ている。ずっと昔から。海は知っている。ここで何があり、何が起っているか?を。
この様々な意味を含む言葉が印象的に脳裏から離れません。
今日も制作が続いています。
お疲れさまです。
毎年この時期は、年度末作業に新年度の準備、確定申告など等バタバタですね。
新たな春を順調に漕ぎ出せるように、日々調整中ですが、計画を実行するために動いていると(度々)、磁石のように(次々)人と場所が重なる時がありませんか?
直感がビンビンに働く時、それは迷わず動け!の合図だと経験上確信しています。
そんな時は不思議なもので、縁は連鎖反応を生むようです。
そして、これまでの活動とこれからの動きが結ばれる瞬間を(何やら)感じます。
そんな分岐点に立っていると、「やりたいこと」を「やれる」ようにするために「今」やるべきことを確認させてくれます。
先の「やりたいこと」を見据えて動いていると、その都度、出会うべくして出会う人がいて道を開いてくれる。
慎重になり過ぎて頭でっかちになるより、ワクワクを信じて動く方が福来たる☆
今月中は慌ただしい日々になりますが、新たな春に胸躍らせています。
12月14日(日)11日間続いた『ジュネチック in コザ』閉幕しました。
ご来場いただいた皆さま、関係者及びご協力いただいた皆さま、
心よりありがとうございました。
5名の招聘アーティストによるリサーチと制作発表は、地域(コザ)の魅力を再確認し、今後の課題を沢山いただきました。
何より対話(人とのコミュニケーション)が盛りだくさんで、それは地域で開催するにあたって忘れてはならないポイントです。
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