DIARY|記録

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      author : 内間 直子 (2012年1月 5日 05:13 PM)

      芸術は産業になりうるか


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    2011年12月26日付けの沖縄タイムスに掲載された唐獅子コラムです。今回で、最後の寄稿となりました。

    インターネットの世界を知らない母へ、私がこれまで何を見て、何を感じて、今、何をしているのかを伝えるために、私信のような気持ちで書き始めました。

    思った以上にたくさんの方が読んでくれたようで、友人や知人のお父さん、お母さん、イギリスで関わりのあった方たちからコメントを頂いたり、反響の凄さに驚きました。

    「芸術は産業となりうるか?」というタイトルは、今後の大きな課題です。

    沖縄は良いものがたくさんありながら、それを十分に活かせない、産業に乏しく、経済的に厳しい側面があります。

    留学や進学、就職を考える後輩たちから、いろいろと質問を受けることがありますが、私が言えることは、とにかく情報を集め、いろんな方法を調べて、自分なりにやりたいことが実現できる方法を見つけ出せればいいと思います。

    沖縄に帰ってきて、とても大きく疑問に思ったことは「予算、予算」と何でも助成金や予算ありきで動くこと。

    そうすると、タイミング的なことで時間もかかり、自由に出来ることへの制限も加わって、ルールに当てはめたやり方しか出来なくなってしまう。

    予算ではなく「資金」として、自分たちの力でどうにか集めたり、工面する力をつけないと、いつまでたっても自立出来なくなってしまうし、実現するまでに時間がかかります。

    自力でやることは、自由に何でも出来るけど、それと同時に大きな責任も伴います。行政の理解と支援は、芸術を産業として成り立たせるためのシステム作りに、欠かせない要素でです。タイミングをみて、実現可能にする方法を一緒に考えていく必要があります。

    なぜ、芸術なのかというと、私自身がそれによって、見失いかけていた自分を取り戻し、再生したからです。これからの沖縄、日本を考えた時に、本質を見つめ、そこにある精神、心を理解し、それを大切にすることは重要な要素になってくると思います。

    (美術館や博物館に残っていくような)純粋(ピュア)アートも、商業アートも、デザインも、人間の創造から生まれてくるもの。

    それらが刺激しあって、お互いが交わることが出来る「場」が、ここ沖縄(コザ)に出来るといいなと思います。

    少しづつその兆しは見えてきていますが、みんなが思い描いているクリエイターズビレッジ構想という「夢」を現実にしていき、これからも長く続いていきますように。

    まだその手法を模索しているところですが、今後ともよろしくお願い致します。

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